一般財団法人心豊かな社会をつくるための子供教育財団は、当財団の精神をより深く理解するため、そのルーツともいえる豊田佐吉の生家が復元されている「豊田佐吉記念館」へのスタディツアーを企画しました。
17名の参加者とともに、貸し切りバスで静岡県湖西市にある佐吉記念館に向かいました。
バスの中では、豊田佐吉の生涯についての説明を受け、トヨタ自動車設立時の話がモデルとなっている映画「遥かなる走路」を鑑賞しました。
途中、浜名湖名産のうなぎ弁当を食べ、記念館に到着しました。記念館の敷地は広く、入り口近くの佐吉の生涯と実際に開発した機械を展示してある展示室、佐吉の生涯をまとめたビデオ鑑賞の後は、裏山の散策、先祖代々のお墓、復元された生家を思い思いにまわります。
当日はお天気もよく桜も花盛り、遠州の豊かな自然を味わいながら当時の生活に思いを馳せました。中でも人気はT型自動織機をつかっての織布体験。釘ひとつ使わない木製自動織機が現在でも十分な複雑な機能を備えていることにびっくりしていたようです。
帰りの車中では、佐吉クイズの答え合わせなどしながら名古屋に戻りました。
春休みということで子供たちの参加が多く、「自分の信念を最後まで信じ切るのはすごいと思いました。私もそうなりたいです」「私も(佐吉さんのように)自分の道を突き進もうと思いました」といった自分の未来をみつめた発言や、「人のために役立つことをしたいとずっと思っているのがすごいと思いました」「海外に出てまで目標を成し遂げるところがすごいと思いました」と素直な感想がみられました。